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「色は言葉を語っている」と感じたことはありませんか？
「真っ赤になって怒る」
「黄色い声」
「白紙に戻す｣
「バラ色の人生｣など、
私たちは色を使った表現を毎日の生活の中で何気なく使っています。
これらの色はまるで言葉をもつように、私たちに情報を伝達しています。
色彩の力は、私たちの環境や生活、社会のあらゆる場面に生かされています。
例えば私たちは、赤い服を着た時にエネルギッシュになります。
日本だけでなく世界に残されている太古の遺跡には、
赤で彩られた壁画や埋葬品などに多く使われています。
当時の人は血や火を連想させる赤に溢れる生命力を感じていたと考えられています。
赤は国家を象徴する国旗にも一番多く使われている色でもあります。
赤はアドレナリンの分泌を促進するため、血圧や脈拍を上昇させ、
心身の緊張度を高めて興奮させる特性を持っているからです。
逆に、青い空や海をみると心が落ち着きます。
人間が地球上に現れて以来、最も基本的な環境色として、人間の情緒を育ててきた色と言われています。
精神性とかかわりが深い色で、広大な空や海の青さを目の当たりにすると、人は崇高な気持ちになります。
ベルギーの作家メーテルリンクの童話｢青い鳥｣やドイツの詩人ノヴァーリスの小説「青い花」に象徴されるように、青は幸福と平和、憧れの世界をイメージさせる色です。
｢ブルーヘブン｣は天国のことであり、最高賞のことを｢ブルーリボン賞｣と呼んだり、｢国連旗｣の平和のシンボルカラーでもあるように、青は世界中でプラスのイメージが強く、幅広い年齢層に好まれる色です。
青は鎮静効果のある色で、血圧や脈拍を下げて呼吸を深くするため、怒りや興奮を鎮め、平和で静かな心を取り戻す特性があります。
余談ですが、漢字の｢静｣には青が使われています。
私達の世界はたくさんの色に囲まれています。
自然界を眺めても、空の青、太陽の黄色、木々の緑など、いたるところに色は存在します。
普段何気なく接している色のひとつひとつには違った意味やエネルギーがあり、知らず知らずに私たちの心と体は色からの影響を受けています。
色を意識的に使うことで、ストレスを開放したり、気分を前向きにしたりと、自分の心や体に働き掛けることが出来ます。
色は、私達の心を映す鏡です。
なんとなく選んだ色も、意識して選んだ色も、すべてあなたに必要な情報なのです。
色の効果を上手に使うことで、より豊かな毎日を過ごせるように思います。
是非、色とりどりの色を生活に取り入れてみてください。
沖縄校